ハイカルチャーは(主に19世紀までの間にヨーロッパを中心に形成された)貴族や
ブルジョワ階級のものであり、
知識・
教養を持つ少数の者が享受する文化であった。しかし20世紀の
大衆文化の時代になると、少数者がハイカルチャーを独占するものではなくなり、古典
絵画や
クラシック音楽も一般に鑑賞されるようになった。
従来ハイカルチャーとされたものは、
古典古代 -
ルネサンス期を経て正統な文化と考えられたものであったが、主として
ヨーロッパのエリート男性が担ってきたものである。ヨーロッパ中心、エリート中心、男性中心の文化であり、今日ではその文化のあり方が様々な立場から批判を受ける場合もある。ハイカルチャーとそれ以外の文化との区別は、社会の支配層が自らの所属する階層・集団が持つ文化を一段高いものとし、それ以外の文化を価値の低いものとする意識が生んだものであるとも考えられる。