1549年にリヨンで『恋愛の過ち
les Erreurs amoureuses』を著した(これは1555年までに数度の増補が行われた)。その文体は
ペトラルカに近いものであり(併せて友人
モーリス・セーヴの『デリー』に触発された可能性もある)、その主題は
ルイーズ・ラベに触発されたものである。1551年の『当代の幾人かの優れた詩人たちの歌
Chant en faveur de quelques excellents po?tes de ce temps』では、
デュ・ベレー、
マロ、
ロンサールらを賞賛した。
チヤールはロンサールやデュ・ベレー同様に
プレイヤード派の一員だったが、1550年代には派内での詩的な探求には余り熱心ではなかった。というのは、1557年まで匿名で出されていた一連の対話篇『哲学的言説
les Discours philosophiques』に見られるように、彼はより哲学的な作品を手掛けていたからである。これらの対話篇は、彼に
詩学、
音楽、
天気、
予言、世界全体の科学といった領域での知識を深めることを可能にさせた。そこでは、精神的視点(
心理学、
弁神論)と物質的視点(
天文学、
物理学、
気象学)とが密に接しているのである。なお、彼は
コペルニクスの新しい理論に度々言及している。