しかしながら、映像ディスクはビデオデッキと違い再生専用で
録画ができないことから、当初はビデオデッキよりも高画質を求める
マニア向けの規格となった。そのため、VHDと比較して画質面のアドバンテージがあった(VHDの水平解像度が240
本程度だったのに対し、レーザーディスクは400本以上)ことに加え、
ピックアップが
レーザーによる非接触式のためディスクが
劣化しないと考えられていたことから、レーザーディスクの方が圧倒的に優勢であった。
初期のLDはメインとなった
映画ソフトが7,000円〜1万円前後の価格設定で発売されていたが、
1980年代終盤からパイオニアLDC(現:
ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン)が中心となって「エバーグリーンシリーズ」「ブロックバスター」等と称して5,000円を切る価格帯で次々と人気ソフトを発売。やがて他社もこれに追随する価格帯の製品を増やし、加えてパイオニアの他、
ソニー、松下電器産業(現:
パナソニック)、
ケンウッドといった各社から「ロッキュッパモデル」と言われた69,000円台の安価なプレーヤーも次々と登場。LDは
1990年代前半を最盛期としてユーザーを拡大、多くの
映画、
音楽、
ドキュメンタリー、
アニメ、その他各種のコンテンツがLDフォーマットで発売され、パイオニアからはCD/LDコンパチプルプレーヤーを搭載した
ミニコンポ「プライベート」も登場した。特に
1992年頃からは、それまでの映画のテープソフトで主流だった画面の
トリミングをやめ、できるだけ劇場公開時の画面サイズに忠実な
ワイドスクリーンサイズの画面で映画ソフトを次々に発売して映画マニアを中心にユーザー層を厚くしていった。