ただし、これらの価値概念は
パウル・ナトルプを代表とするドイツの
西南ドイツ学派の価値哲学の影響で、列挙されたもので、これらの概念がどうかかわっていくのか、相互にどのような関連をもつのかについては小原の説明はない。
玉川大学の創成期に教育学の教鞭をとった
三井浩(みつい こう)は、これらの価値が個人の中でどのように実現されるかについて、それを「個性」の発現とし、そこに個性的な全人が成立すると説明した。(三井浩『愛の場所 教育哲学序説』玉川大学出版部 1974年)小原存命中に、この原稿は小原の希望で同大学出版部から刊行されている。