特に
児童文学など低年齢層向けの書物や、図解なしでは理解の困難な専門書などに現代では見られるが、
識字率の急激に上昇している社会では一般書物にも多く用いられる傾向にある。たとえば
19世紀イギリスの新聞、雑誌掲載の小説(「パンチ」「ストランド・マガジン」など参照)では、
ディケンズ、
コナン・ドイルなどの例を挙げるまでもなく、挿絵が多用されており、
演劇・
絵画・
文学の境界は非常に流動的なものだったとする研究もある。
ライトノベルにおいては、とくに挿絵が不可分のものとなっている。アニメ化・ゲーム化される際の登場人物の造形イメージを共通させるなど挿絵に依存する比率は極めて高い。
誌面の雰囲気作りや、空いたスペース調整用に挿入される。例えば「見開き1頁」と定められたエッセイ欄などで、文章の長短により空白が出た場合になどに用いる。挿絵と異なるところは、近接する「文章」とは直接関係がないところで、文章の説明などの意味はない。従って、このようなこま絵の挿入は、事前に画家が「静物」「花」「風景」などの無難な絵柄を描いておき、編集者が適宜使用するものであり、文章を書いた
執筆者の側でもどのようなものになるかは関与しない程度のものということになる。
「コマ絵」、「齣絵」、「小間絵」と表記されることもある。漫画等の画面中に罫線で「コマ」を区切って絵を描く形式の作品において、一つのコマを指して言う「コマ絵」とは異なる。