劉邦が
項羽を破って天下を統一すると、
緑林の英雄であり
儒家嫌いで知られた劉邦に対して、儒教の教典である『
詩経』や『
書経』を盛んに引用し、その素晴らしさを褒め称えた。しつこい陸賈に対して、劉邦が怒って「私は馬上で天下を取ったのだ。詩経や書経にかまっておられるか」と叱り飛ばすと、陸賈はすぐさま迎首し、「馬上で天下をお取りになっても、馬上で天下をお治めになれましょうか」と言った。さらに「もしも
秦が天下を統一したあと、仁義に乗っ取り古代の聖王を見習っていたら、陛下が天下をお取りになれたでしょうか」と続けたので、ついに劉邦も陸賈の言い分の正しさを認め、『
新語』の編纂を命じた。(『
史記』「?生陸賈列伝」)